英文解説教室〜Hinayuiの空き時間〜

色々な記事を書こうと思っています。勉強のこと、本のこと、旅行のことなど書きたいと思ったことをパパっと書きたいと思います。

英文の読み方②

2日目、3回目の投稿です。

これも演習系の投稿になります。

 

A sensitive and skilful handling of the language in everyday life, in writing letters, in conversing, making political speeches, drafting public notices, is the basis of an interest in literature.

 

問1 全訳してみましょう。

 

 

 

では、問1を答えるためにこの文の骨格を掴んでみましょう。

 

①動詞は何か:沢山動名詞がありますが、全部無視していきましょう。そうすると"is"が見えてきますね。この英文の動詞はisの1つのみになります。

 

②主語はどれか:主語になり得るのは名詞(名詞句)です。前置詞句(前置詞+名詞)は絶対に主語になり得ないので、そこから判断すると、"A handling"が唯一の名詞になります。

 

③補語はどれか:"is"がこの文の動詞なので、1文型か2文型の文だと考えられます。isの次に"the basis"と続いているので、補語を用いているSVCの第2文型の文です。A handling = the basis 「使うことが基礎だ」という感じです。

 

以上で骨格が分かりました。A handling is the basisという文の骨格に様々な要素が絡み合っているということです。

 

④主語の名詞句:では"A〜handling"の間に用いられている要素は何でしょう。"handling"という名詞を修飾しているので"sensitive"と"skillful "は形容詞で、「敏感で巧みな使用」という意味です。続く"of language"も、handling を修飾する<形容詞>で、「言語の使用」となります。以上を組み合わせると" a sensitive and skillful handling of language"で「敏感で巧みな言語の使用」となります。

 

⑤inからの前置詞句:続いて、主語である名詞句に続くin〜の前置詞句について説明します。これは前述の名詞句を説明する<形容詞>扱いで、「毎日の生活での敏感で巧みな言語の使い方」となります。では、"in everyday life"に続く前置詞句はどういう意味になるのでしょうか。これは<例>です。毎日の生活で言語を使うって例えばどういうこと?という疑問を解消するために筆者が具体例を提示してくれているのです。つまり、「手紙をかいたり、会話をしたり、スピーチの原稿を書いたり、警告文を書いたり」するときに使う言語ということです。全て、 "a handling"を説明しているだけなんです。とても長いですが、これは全て主語である<名詞句>と考えてください。

 

⑥補語の修飾:"the basis"を詳しく説明する役割の"of an interest in literature"は前置詞句で<形容詞>扱いです。つまり「文学に関心をもつための基礎」となるわけです。

 

以上から、全訳してみましょう。

 

「手紙を書いたり、会話をしたり、政治演説をしたり、公式通知を起草したりするなど、日常生活において敏感に、また巧みに言葉を使うことは文学に関心をもつことの基礎である」となるわけです。

 

日本語にしてもとても難しいですよね。ここは日本語力が試されます。ただこのように記述で書いても丸は貰えるはずです(笑)